自律運動とは?
生命には固有のリズムがあると考えています。
身体の各のパーツにもそれぞれ固有のリズムがある。
そのリズム同士がハーモニーを醸し出す。
・心臓のリズム
・呼吸のリズム
・頭蓋骨のリズム
・骨盤のリズム
・脊柱のリズム
・消化器官のリズム・・・
それらの無数のリズムが連動して複雑で美しいリズムを奏でています。
個であり、全体。
全体であり、固。
そのリズムは、律動とも言えるし、
周波数とも言えるし、ハーモニーを醸し出すもの。
自律的であると共に、
全体がひとつのアンサンブル。
毎日、複数の患者様の身体を診ていると、
その様な感覚を感じます。
手をかざすと、もっとハーモニーを感じます。
額、喉、胸、お腹、下腹部、骨盤、脚などの律動。
これは、音楽だな。
僕は音楽も作るのですが、身体の律動と同じ様なものを感じて、
感覚的に作っている気がします。
先日テレビで、パーキンソン病で歩行困難の方の治療法として、
メトロノームが有効なのを知りました。
ぎこちなく歩いて、すぐに歩けなくなる方がメトロノームの
リズムを聴きながらだと、歩き続ける事ができる。
これをみて、なるほど!と思いました。
脳内のリズムを取り戻す。
という事をやっているのかも知れません。
身体は、パーツごとのリズムと複数のリズムの
ハーモニーで機能している。
そのリズムをメトロノームでサポートしてあげると、
正常だっだ機能を取り戻し始める。という事なのかな?
と思いました。
イネイト活性療法では、自律運動という概念がありますが、
自律運動を正常化させるというのは、
こういうことか。と思いました。
美しいリズムとハーモニーを取り戻すという事はとても重要で、
人間のエネルギーの表現を最適化するということ。
ひとつひとつのリズムは単純だけど、多数のリズムが絡み合うと
美しいハーモニーを生み出す。
無機質なリズムがモワレの様な色彩を帯びてくる感じ。
そんな事が身体で起こっていて、どれかひとつのリズムが乱れると、
全体のハーモニーに影響を与えてしまう。
リズムからハーモニーが生まれるし、
ハーモニーからリズムが生まれる。
そう直感します。
ジムで運動している時にイヤホンで音楽を聴くのですが、
音楽と身体が連動して、本当に心地よい感覚になることとも
関係があるでしょう。
原初の音楽の始まりは、身体の中にある律動やリズムが原点であることは、
疑いようのない事実だと思います。
昔、クラーゲスの ”リズムの本質” という本を読みましたが、
難しくって良くわかりませんでした
でも、またリズムを研究してみたくなりました。
あまり、量子論や波動の話を持ち出したくないのですが、
身体や心にもリズムとハーモニーのシステムが存在するという概念は、
とても重要だとあらためて感じました。
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